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さすらいの太陽 第14話 「涙のワンピース」

2016年09月13日
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(C)藤川桂介・すずき真弓・虫プロダクション

のぞみが美紀の付き人になる!?
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「付き人第1日目よ。しっかりね。」
「はい。」
今回はのぞみが家族を養うために美紀の付き人になるところから始まります。
美紀が真っ先に歌手デビューを迎えるのを目の前で見ることにもなるわけだし、
これほど屈辱的なことはなかったでしょうね。
しかし、今ののぞみは歌手になるよりも家族が生きていく事を優先させたいので、
嫌な美紀の下で働くのも厭わないほどなりふり構っていられないみたいだ。
ここは美紀がのぞみに優しく手を差し伸べてくれたものと思いたいところですが、
さすがにあの彼女の傲慢な性格からするとそれはなさそうだなぁ・・・・・・(苦笑)
とにかく、のぞみと美紀がどのように行動を共にするのかが興味がありました。

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美紀はのぞみを連れて音楽関係の会社に挨拶回りに行きます。
この美紀って世間を知らないお嬢様なのかなぁって思ったりしたのですが、
こうしてみると結構世渡り上手なところがあるから頭が下がりますわ(苦笑)

「美紀さんがいなかったら今の私はどうなった事でしょう・・・・・・。」
挨拶回りの時にのぞみは美紀のイメージアップのために美談話をします。
内田プロダクションとしては新人歌手の美紀を売り込みたいわけですから、
彼女の人気が出るようなイメージアップの戦略を立てておきたいのでしょう。
本当にのぞみは美紀の引き立て役として辛い立場になった感じがします(汗)
でも美紀が不憫なのぞみを付き人として雇ってあげているのは事実ですから、
ここは美紀や内田プロダクションの意向に従わざるをえないか・・・・・・。

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「付き人なんてしがない商売は早いとこ辞めた方が身のためだぜ。」
野原さんが引き立て役に苦しむのぞみを助けてあげようとしてあげていました。
他の歌の師匠を紹介してあげようとまでしていたし、音楽関係者に彼女の歌を
オススメまでしてあげていたから意外にも優しいところがあります。
姉からの命令だったとはいえ、のぞみを苦しめてしまった事を反省したのでしょう。
だからこそ、その罪滅ぼしで彼女を推してくれたのかもしれませんわ。
彼が業界関係者から信頼されているところを見ても、良い人である事が伺えます。

そうなると、美紀としては逆にのぞみが持ち上げられるから面白くなさそうでしたね。
あくまで美紀はのぞみには自分の引き立て役として地味に過ごさせたいらしい。
おそらく自分と並び立ったり、目立ったりしてほしくない気持ちが強いのでしょう。
彼女は変なところでプライドの高さを持ち合わせているのが困ったものです(^ω^;)

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美紀はのぞみが目立たないように地味な服装に着替えさせようと考えます。
そこでのぞみに百貨店で地味な服を買わせようとしていたから意地悪だなぁ。
のぞみとしては仕事服だと言われたら文句は言いにくでしょうね。
それに代金は美紀の家のツケ払いになっているわけですし・・・・・・。

ただ、このツケ払いの話がのぞみに災いが降りかかることになります。
この百貨店は美紀の家とは繋がりが無いために、詐称で捕まってしまいました。
美紀のほくそ笑む表情を見ていると罠にハメようとしたのは間違いなさそう(汗)
今までののぞみと美紀はライバル関係でお互いに距離があったのですけど、
のぞみが付き人になったことで直接イジメを受けるような心配が出てきました。
そういうわけで今回はのぞみと美紀のやり取りが多くなった印象があります。

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のぞみが百貨店の事務所に連れて行かれて事情を聞かれていましたけど、
そこに美紀がいかにも助けてあげる態度で来たものだから何とも言えない。
こういう風に手の込んだやり方でのぞみをイジメるのが彼女の得意技なのかも。
そうすることで自分のイメージが逆に上がることにも繋がっていそうでしたから、
結構計算高いところがあるなぁって思います。
これならまだDMプロダクションで歌い続けていた方がマシだったかもしれないね。

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「辛くなんかない。悲しくなんかない・・・・・・」
のぞみは家に帰ってくると、1人でギターを弾いて歌っていました。
肉体的な部分よりも精神的な疲労が大きいので、せめて家にいる時くらいは
好きな歌でも歌って気分転換をしようとしているように思えます。

ちなみにここで歌った曲は、ジェリー藤尾さんが歌っていた「遠くへ行きたい」です。
誰が歌ったのかまでは知らなかったのですが、曲自体は聞いた事があります。
これは今ののぞみの気持ちがよく表れていた曲になっていたかもしれませんね。
彼女の涙声を聞くと、現実逃避をしたい気持ちが伝わってくるようでした。

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美紀はのぞみを連れて江川先生のレッスンを受けに行きます。
破門されたのぞみからすれば、先生と顔を合わすのが辛いというものです。
しかし、こうでもなければ先生とは会えなかったはずだから、付き人になって
良かったと考えられないこともないかな。
それにしても美紀の嫌がらせもだんだんエスカレートしている感じがしますわ。
のぞみに偉そうに命令していたし、もうクラスメイトとは思ってもいなさそう・・・・・・。

ここで美紀が練習するデビュー曲は、「とべない小鳩」というオリジナル曲です。
この作品では有名な唱歌や歌謡曲が多く使われていますので、この曲のような
オリジナルの楽曲が使われているのはむしろ珍しい印象があります。

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江川先生も付き人に身を落としたのぞみを見てショックを受けている様子・・・・・・。
先生はお金のためではなく純粋な気持ちで歌を歌ってほしいと思っているから、
今の美紀はもちろん、のぞみに対しても心良く思っていないところがありました。
縁があってせっかく引き受けた弟子と練習生の2人だから、せめて良い歌を歌って
デビューしてほしい期待があったのかもしれませんね。
だからこそ今の2人の姿を見ていると、余計に辛くなっていたように思えます。
とりあえず、先生の心の中ではのぞみを完全に拒絶していなさそうでしたので、
まだのぞみが先生の関係が修復できる可能性は残されていそうでした。
のぞみと美紀と江川先生の色んな思いが交錯していて興味深く感じます。

今回はのぞみが美紀の付き人になったことで、今まで以上に2人のやり取りが
多く描かれていたのが印象に残ります。
(貧富の差以外は)お互いにほぼ対等なライバルの立場で接してきたのですけど、
今回からは明らかに上下関係に移り変わっていたのが注目でしょうね。
精神的に強いのぞみでも涙を流して心が折れかかっていたから心配でしたよ。
特に今回は歌でキャラの感情を表現した演出に引き込まれるものがありました。
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