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アイドル天使ようこそようこ 第43話 「不思議の街のアリスたち PART2」(最終回)

2016年11月22日
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(C)葦プロダクション・ビックウエスト

渋谷のアリス達は太陽のように永遠に輝き続ける♪
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今回で「アイドル天使ようこそようこ」の最後の感想をお届けします。
私は前の「アイドル伝説えり子」みたいにハードな展開を望んでいたこともあって
最初は戸惑いましたが、こうして最後まで視聴すると良い作品だったと思います。
ヒロインのようこや他のサブやゲストキャラ達が前向きに明るい希望を抱きながら
夢を追いかけている姿を見ると、私もいっぱい元気を貰えた気がします。
視聴者にも夢を与えてくれるような素晴らしい作品だったのではないでしょうか。
それゆえに最終回ではどのように物語の幕を閉じてくれるのか楽しみでした。


物語はようこ達が劇場でミュージカルを演じようとするところから始まるのですが、
日本流行歌促進本部達がここでも邪魔をして中止させようとしたから酷いなぁ。
おまけに奇妙な歌を歌い出す始末だし、本当に困った方々です。
しかし、ようこが彼の歌をそのまま流用して反論していたのは流石だよ。
これこそ歌合戦といった感じがしますわ。
そこで本部長が舞台のライトを消すという実力行使に出たからウザかったです。
とにかくこのままでは山下社長が構想を練ってきた夢のミュージカルが出来ません。
そこで、ようこ達がどのように成功へと導こうとするのかが気になりました。

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「ようこのようは太陽の陽!皆、大丈夫です!歌える所ならいっぱいあります!」
ようこは劇場でミュージカルが出来ないのなら太陽が輝く空の下で演じます。
さすがに本部長達は外でミュージカルを演じられては中止させる手段はなさそう。
やっぱり、ようこはステージで歌うよりも、大自然の中で歌う方が似合いそうだなぁ。
それにこれだけの人数が集まって歌って踊ると、劇場内でのミュージカルよりも
スケールの大きさが感じられて活気に満ちている感じがします。
この作品はたとえTVカメラや照明のある綺麗なステージじゃ無くても、歌ったり、
踊ったりできる事をよく示してくれていたと思います。

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運が悪いことに突然雨が振ってきてミュージカルは中断する事になります。
しかし、ようこは傘をさしてでもミュージカルを続行しようとしていたから偉い。
彼女は太陽の光を元気の源にして活動しているような女の子なのですけど、
今は雨の中でも元気に歌おうとしているから成長している感じがします。

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その後、ようこ達が傘を持ちながら歌っているシーンも素敵でした♪
今回は最初からミュージカル演出で徹底して推している感じでした。
傘をさしながら落ちてくるシーンは有名なミュージカル映画「メリーポピンズ 」
オマージュしているのかもしれませんね。
これはもうアイドルアニメというよりもミュージカルアニメといった方がいいかも(笑)

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ようこはライオネルさんに才能を見込まれてブロードウェイの舞台に誘われます。
これはようこにとっては自分の夢が叶えられるチャンスだから喜ばしい事ですね!
それに一応サキも補欠で連れていってもらえるので一気に道が切り開けそう。
しかし、サキはミュージカルではなく女優になりたいので断っていました。
同じ舞台で演じるとしてもミュージカルは歌も歌わないといけないから、自分の
目指す目標からは外れてくると考えたのかもしれません。

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突然ようこが飛行機に乗ってブロードウェイに旅立つシーンへと移り変わります。
このように場面が変わるところも演劇における場面転換っぽい演出に感じます。
それでも今までようこがブロードウェイに行くような展開なんて描かれなかったから、
まさか本当にブロードウェイに行くことになると逆に驚かされますよね(苦笑)

「私、ブロードウェイやめます。」
「えぇーっ!?」
「ようこ。こんなチャンス二度と無いかもしれないのよ。」
「そうよ。ようこ。夢だったんでしょ?」
「はい。でも今の夢は皆で皆のミュージカルをやることです。」
ようこもやっぱりブロードウェイに行くことをやめる事にしていました。
何もブロードウェイで歌手にならなくてもこの渋谷で歌えると思ったのでしょう。
彼女は渋谷の街で過ごしてきて愛着も湧いてきているはずだから、これからも
この街に留まって歌手を続けていくという締め方は納得がいきそうです。
今のようこにとってはブロードウェイよりも渋谷が大切になっているのは確かです。

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「私達は出会ったことが大切なんだね。」
「はい。」
ようことサキが屋根の上で会話するシーンでは正体が明かされるのかなぁって
期待したのですが、残念ながら最後の最後まで秘密のままでした。
でもやっぱり2人がどこからやって来て、どんな生活をしていたのか気になるよ。
まぁ人気アイドルや女優なら実生活をあまり明かさない方が良い場合もあるので、
おそらくそういう部分を重要視するように謎の設定にしていたのかもしれません。

あと、ようことサキがこの渋谷に留まってくれたお陰で、山下社長は自分の夢の
ミュージカルが続行できそうだから感無量になっていたのが印象的でした。
山下社長にとっても、ようことサキとの出会いは大きなものだったかもね。

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ようことサキが渋谷に来た時からミュージカルを演じていたという話は興味深い。
確かに視聴者側からはミュージカルを見ているような感覚になりましたからね。
この物語全体がようこ達によるミュージカルだったと思えば、今までに起こってきた
摩訶不思議な現象なんかは全て納得できるものになりますわ(^ω^)
とにかく、ようこ達は渋谷の街を舞台にミュージカルを楽しもうとしていました。
今まで出会ってきた人々との絆を感じさせてくれるシーンだったと思います。
このクライマックスのエピソードはほぼオールキャストが総出演していましたので、
最終回らしい雰囲気になってて良かったです♪

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「私がどんなに不幸でもこうして頑張り続けて来れたのはね・・・・・・50年前
この娘と出会って、そして一生に一度かもしれない夢のようなひと時を、
大勢の素晴らしい人達と共にすることが出来たからなの・・・・・・。
そう、この娘が私の心に太陽を分けてくれたから・・・・・・ね?ヨッキュン。」

「はい!ようこのようは太陽の陽!」
エピローグとして50年後の未来の様子が少し描かれていました。
京子が年を取っていてもアイドルらしく振る舞おうとしていたから流石です。
あと、渋長さんが危険な目に遭いつつも命をとりとめていたから良かった。
これもようこが画面に現れた事で元気を分けてもらえたのかもしれません。

未来のようこが元気に暮らしているのかどうかは分からない状態でしたが、
おそらくどこかで歌い続けて人々に元気を与えてくれているのでしょう。
ようこがアイドルになるというよりも、ようこの影響力によって京子が本物の
アイドルに成長し、そして活躍し続けられた
という終わり方に思えました。
ようこを最後の最後まで謎を秘めた不思議な女の子として描いたところに
この作品らしさがあったと思います。

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最終回は特別ED映像と共に、39話の挿入歌としても使われていた
田中陽子さんが歌う「陽のあたるステーション」が流れます。

★総評★
昔のアイドルアニメにしては明るい雰囲気で描かれていたのが意外な感じでした。
私は前の「アイドル伝説えり子」みたいにハードな展開を望んでいたこともあって
最初は戸惑いましたが、こうして最後まで視聴すると良い作品だったと思います。
むしろ最近のアイドルアニメに見慣れた人の方が受け入れやすいかもしれません。


ヒロインだけじゃなく他のサブキャラ達にもスポットを当てながら描いていたので、
渋谷の街で人と人が繋がる暖かい絆を感じさせてくれたのが良かったです。
それをミュージカル的な演出を通して上手く表現されていたと思います。
この作品は一応アイドルアニメのジャンルとなっていますけど、どちらかと言えば
「魔法の天使クリィミーマミ」や「魔法のスターマジカルエミ」のような魔法少女系の
アニメの雰囲気や演出に近い印象を持ちました。

魔法設定を使わずに謎めいたヒロインを立てる事で巧みに動かしていたと思います。
それゆえにアイドルアニメの中でもかなり異彩を放つ作品だったかもしれません。
知名度が低い作品かもしれませんが、記憶には残る素晴らしさがありました。
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