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セラフィムコール 第11話 「橘うらら ~内なる世界の私~」

2015年05月04日
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(C)七瀬葵・メディアワークス/サンライズ・バンプレスト・ディーライツ

天国にいる父のことを想い続ける女子高生のお話です。
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今回のヒロインは橘うらら。高校1年生の女の子です。
彼女で最後の11人目ですので、これで全ヒロインが登場したことになります。

「これは私による、私のための、私だけのお芝居なんです。」
うららが舞台ステージの上で一人朗読劇をしているスタイルで始まっています。
彼女のお父さんが既に亡くなっている事や自分の事について語っていました。
ただし、客席で観客達が見ているというわけでなく、うららがたった一人だけで
お芝居をやっているような形になっています。
強いて言えば、観客はアニメを見ている視聴者といったところなのでしょう。

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彼女はネオアクロポリスを設計した父の意思を受け継ぐために、自分もまた
設計技師を目指して未完成の街を完成させるという夢を持っていました。
とにかくお父さんの作っていたこの街を愛している事が伝わってきます。

次に幼なじみの同級生の男の子とのやり取りが描かれていたわけですけど、
これは男の子の方がうららに好意を寄せている事が示されていたと思います。
ただ、うららの様子を見た感じでは彼の思いに気付いていないですね(^ω^)

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「お父さんは絶対に渋くて素敵なオジ様って感じになってます♪」
未だに彼女はお父さんへの想いを強く持ち続けています。
まぁ簡単に言ってしまえばファザコンの女の子というわけなのですけどね(^ω^)
これでは彼女に恋人が出来るのはまだまだ先の話になりそうですね(苦笑)
このように今回は彼女しか登場していないのが特徴です。
こういうのもこの作品ならではの実験的な要素になっていると思います。

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今度は友達とファーストフード店の中で恋話をしているシチュエーション。
お母さんだけじゃなく友達からも幼なじみの男の子との関係を突っ込まれてました。
たしかに男の子と2人で映画を見に行っているような関係ですから、端から見ていると
恋人なのではと思われるのも仕方ないでしょうね。
「お父さん。私、変?でもいいよね。私、ずっとお父さんのそばにいるんだもん。」
ここでうららは幼なじみの男の子が自分に好意を寄せている事を知ったわけですが、
彼女にはそんな恋愛感情はなくて単なる男友達の1人といった認識です(苦笑)
男の子からすれば付き合っているような感覚でいたはずだからショックでしょうね。

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「私の気持ちははっきりしないという事ではっきりしているんだもん。」
うららは幼なじみの男の子から想いを告げられてかなり戸惑っている様子。
お父さん以外に異性を意識したことがなかったものだから分からないのでしょう。
彼女はまだお父さんに想いを強く寄せ続けているので、すぐさま他の男の子に
恋愛を切り替えていくのは難しいといった感じがしますね。
前回にも少し恋愛っぽい雰囲気の話が描かれていましたけど、今回は全面的に
恋愛色が強いエピソードとなっているのが珍しいです。

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うららは幼なじみの男の子がピアノを上手に弾いていたので感動していました。
そういえば今回のBGMはピアノの曲になっているのが特に印象に残ります。
各シーンの雰囲気に合ったBGMになっていたと思います。
1人芝居なのでこういうBGMで盛り上げるのも重要な要素かもしれませんね。

やがて幼なじみの男の子はピアノ留学のためにオーストリアに飛び立つのですが、
この時のうららは少し落ち込んだような様子を見せていたのが見逃せません。
いつもそばにいた人が突然いなくなると寂しく感じるものなのでしょう。
そしてお母さんもまた体の具合が悪くなって入院してしまうことになりました(汗)
きっとこの時のうららはお父さんの事が頭によぎって不安になっていたと思います。
皆が自分から離れていくかもしれないと思うと悲しい気持ちになりますもんね。

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「うらら・・・・・・」
「っ!?・・・・・・お父さん?」
「大きくなったな。うらら。」
ここで天国のお父さんがうららに話しかけてくる奇跡的なシーンがありました。
今までうららが一人でずっと朗読劇を続けてきたので、ここで急に他の人の
声が入ってくると視聴者側はビックリしたと思います(^ω^;)
でもこういうのも一人芝居という演出が良い効果をもたらしていたかな。
とりあえずお父さんは天国から娘の成長を見守ってあげていたから素敵ですね。
きっと娘が精神的に辛くなっていたから心配して声をかけてきたんだと思います。
ただ、うららが素っ裸になっていたから禁断的な雰囲気に見えなくもないw

あと、お父さんは娘がなかなか父親離れしない事も心配していたはず。
いつまでもお父さんの幻影を抱き続けるのではなく、将来を共に過ごせるような
素敵な男性を早く見つけるように促してあげていたように思います(^ω^)

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最後にうららは幼なじみの男の子にお手紙を送ろうとしていたのかな?
お父さんから背中を押されて未来へ向かって歩んでいく勇気が持てた感じですね。
これはもう将来はその男の子と結ばれる運命になるのは確実でしょうか♪(*´ω`*)
そしていつかお父さんが作っていたネオアクロポリスを完成させて欲しいなぁ。

今回のED曲は、山本麻里安さんが歌う「Yes it's my true love」です。

今回はヒロインの橘うらら1人で朗読と芝居をするという珍しい演出でした。
お父さんの幻影が少し登場したとはいえ、最後までたった1人のヒロインだけで
物語が進められる
というのはこの作品くらいかもしれませんね。
ただ、ヒロインが何役も担当しなくてはいけないので結構大変そうだけど・・・(^ω^)
あと彼女が扉に寄り添うシーンがありましたが、あの扉が父親そのものだったとすれば、
最後になってようやく扉を潜り抜けて父離れが出来た事を意味していたように感じます。
この作品は2つの世界を対照させて描くことが多いわけですけど、今回は現実の世界と
お芝居の中での世界を繋いで描いたといったところなのでしょう。
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