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大人女子のアニメタイム 第1弾 第01話 「川面を滑る風」

2015年07月20日
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(C)NHK・NEP・キュリオスコープ

過去に思いを寄せた男性と久しぶりに再会した女性のお話です。
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直木賞を受賞した女性作家による短編小説をアニメ化した作品の感想です。
少し前に放送されていた第2弾を見ても、私好みの良いお話ばかりでしたので、
丁度良い機会だと思ってこの第1弾を含めて感想を書いていきたいと思います。
まぁ私自身、活字をほとんど読まないタイプなので、このようなアニメという形で
小説に触れるというのも良い機会かもしれないなぁって思っています(^ω^;)


主人公は5年ぶりに実家のある金沢に里帰りしてきた乃理子という女性です。
東京暮らしや海外勤務をしてきたらしいのでキャリアウーマンといった感じかな。
その間に恋人と付き合ったりして子供が出来たという話なんかもありました。
川の護岸をブラウスのボタンに例える表現なんかが文学小説的だなぁって感じます。

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乃理子が実家に帰ってくるとお父さんとお母さんが喜んで出迎えてくれました。
この様子を見る限りでは、親子の関係は良好で特に問題はなさそうですね。
あとここで「魔法の指」というキーワードが出てきていました。
どうやら乃理子はその指を持つ人物を2人知っているらしいのですが・・・・・・。
まぁ和菓子職人のお父さんは当然として、もう1人が誰なのかが気になるところ。

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そこで、そのもう1人の魔法の指を持つ人物に該当する人物が登場してました。
彼の名前は久夫。乃理子の中学時代の同級生でバイト先で再会したみたいです。
ちょっと無愛想というか、あまり人と話すのが苦手っぽい性格でしょうか?
それは乃理子の方も同じく、この久夫とは話しかけにくいようでしたわ。
お互いに思春期だから異性を意識するのもあるってところなのでしょう。
ただ久夫が複雑な家庭環境で育ってきたというのが気になるところでした。

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その久夫が今の夫に当たる人なのかなぁって思ったら全くの別人でしたか・・・。
まぁお仕事で忙しいのは商売繁盛している証拠だから良い事かもしれません。
それにちゃんと電話で家族の様子を気にかけてくれているわけですし・・・・・・。

しかしながら乃理子は夫と別れようとしている事をふと考えているのかな?(汗)
仕事上でのすれ違いがあるのかもしれないけど、そんなに危機的な状況でも
ないような気もするんだけどねぇ・・・。ただ、お姉さん家族の幸せそうな
雰囲気を間近で見ていると、自分の家庭に寂しさを感じる部分もあるのかも?
まぁその辺の詳しい事については後半で明らかにされていましたけどね。

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昔の乃理子はファッションにも気を使ったり、都会暮らしなどにも興味を
持ったりと、いかにも普通の女の子らしい過ごし方をしてきていましたわ。
それに相まって綺麗なお姉さんに憧れていた時期なんかもあったようですね。
でも、そのお姉さんが地元で地味な家庭を持っている姿に嫌気が差して、
自分はお姉さんとは違う人生を歩もうと決めたという話がありました。
両親がそれを許してあげているだけでも結構自由な生き方をしてると思う。
何が不満なのかこの時点ではまだ分かりにくい部分でしたわ(^ω^;)

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乃理子のバイトの最終日に久夫と会話を交わす回想シーンが描かれていました。
この時の事がきっかけで2人の距離は急接近してきたところでしょうか。
無口で無愛想な男の子だけど和菓子にかける情熱は少し感じられました。
それにちょっと嬉しそうな表情を浮かべていたのも見逃せませんよね。
こういうちょっとしたギャップなんかを感じると女の子は惹かれると思う。
とにかく乃理子の心に残る思い出の男の子だったという事が伝わってきました。

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急に乃理子が真夜中に大量の食べ物を食べまくっていたのでビックリです。
どうやら彼女は鬱屈した夫婦生活にストレスを感じているようですわ(汗)
これはお酒におぼれるような事と似たようなものなのかもしれませんね。
まぁ夫が海外で金髪女性に浮気なんかしていたら悩むのも仕方ないでしょう。
外からは幸せそうに見えて本当は仮面夫婦だったという例はあると思うので、
乃理子夫妻もそういうものに当てはまっているといった感じでしょうかねぇ。
でも私は子供だけには罪がないから大切に育てて欲しいなぁって思う。

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乃理子は結婚する直前に久夫のお店まで会いに行っていました。
和菓子を受け取る時に彼の指を触れようとするところはドキドキです♪
こういう部分は女性作家ならではの描き方だなぁって思います♪(^ω^)
まぁこれで乃理子が彼に思いを寄せているのが明らかになってたかな。

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「あなたと寝たい。」
ついに乃理子は胸の奥に秘めていた想いを久夫にぶつけていました。
もうここからの展開は物凄く神懸かっていましたわ!
でも、これって結婚前とはいえ確実に不貞行為だと思うんだけどねぇ(苦笑)
大体まともに付き合いもしてないのに「寝たい」と言うのはぶっ飛び過ぎ!w
まぁこれは彼女が流れるままに気の進まないような結婚を決めちゃったので、
いざ式が近づくと複雑な感情が一気に溢れてきたってところなのでしょう。
あと久夫が特に理由も聞かずに彼女を部屋に連れ込んでいたので変だと思う。
そこはまず何があったのか理由を聞くもんじゃないのでしょうか?(^ω^;)
男の人ってこんな簡単に女の人を抱いたり出来るのかなぁって疑問に思ったよ。
でも「行くな」と彼女を引き止めていた事からも、彼も本当は好きだったのかもね。
もちろんこの時に乃理子が彼の言葉に従っていたら人生は変わっていたでしょう。

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この物語に引き付けられたのは何と言っても乃理子が子供の年齢を偽ったシーン!
もうこのシーンを見た時はなるほどなぁって思わず感嘆してしましたわ!(^ω^)
劇中でははっきりとは言及されなかったのですけど、乃理子の子供はほぼ確実に
久夫さんと愛し合った時に出来た子供だという事なのでしょうね!
一夜の契りを思い出に抱いたまま新たな生活を送っていくだけだと思ったのですが、
そんな過去があったからこそ忘れられずに引きずっているんだなぁって納得しました。

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子供の事は気づかれないようにしていたとはいえ、乃理子はギリギリのラインで
久夫に自分の秘めた思いに気づいて欲しいと思ってた様子が感じられました。
もちろん先ほどの指を触れ合ったシーンも含めてなんですけどね。
そして久夫の方もお店の出店資金を出してくれる交換条件として結婚したように
感じられました。そういう事もあって、彼も乃理子と同じ気持ちを抱いたまま
これまでの生活を続けてきたのかもしれません。
「幸せなんだね。」
「えぇ・・・とっても。」
でもお互いに子供がいる身だと分かった事でそういう想いを封じ込めてたかな。

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魔法の指というキーワードは、乃理子の子供の指にも関係する部分でした。
彼女にとっては過去のしがらみを解き放ってくれた指でもありましたし、
これからも一緒に過ごしていく大切な指でもありますからね。
きっと彼女は子供の指に触れながら別の幸せな人生を歩んでいくのでしょう。
最後に子供の幸せを選択してくれた事は良かったように思いました!

★総評★
とりあえず第1弾は全1話で完結ですのでここで軽くまとめておきます。
最初に見た時はたった1話で終わらすのが惜しいくらいとても印象に残りました。
パッと見た感じでは派手さは全くないのですけど、物語に引き込ませるような
雰囲気が感じられます。これは言葉ではなかなか表現しにくいのですけどね。
たった30分で物語に深みを持たせる巧みさというものは強く感じました。
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